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地産地消

2021.08.31

第4回泉州美食EXPO研究会 〜いちじく〜

皆様こんにちは!
8月30日(月)に第4回泉州美食EXPO研究会を開催致しました。(泉州美食EXPO Project No.42)

今回の食材は岸和田産の”いちじく”です。

講師は、DAICHOの卒業生でもある、ボン・ヴィラージュ・オゼ/Bon Village Ose(岸和田市/フランス料理)の西山晋オーナーシェフお招きし、岸和田産のいちじくを使った、「鴨といちじくの3種のバリエーション」を教えていただきました。

学生は開発したメニューを試食して頂く前に各班毎に、開発のポイントや難しかったところなどをプレゼンテーションするのですが、
「イチジクは独特のクセがあるので、それを消すために……という工夫をしました。」
と発表する班がいくつかありました。

全メニューをご試食された後、シェフから講評を頂くのですがその中で、
「クセがあるからそれを消すことを考えていた班がありましたが、私はそのクセがいちじくの個性と考えます。
その個性を消すのではなく、どうすればより引き立つのか?という事を私は考えます。」
と仰ってくださいました。

その後の一言も私は心に残りました。
「あくまでも私の考えですので、このような考えもあると理解して頂けたらと思います。」

学生の考えを否定するのではなく、
ご自身の考えを押し付けるのでもなく、
学生に寄り添った形で教えてくださいました。

料理人として食材への向き合い方を学ぶことのできた研究会となりました。

西山シェフ、「マイナスに見えるものを個性ととらえて、プラスに転換する」という発想は、
料理以外の人との関係にも当てはまりますね。

西山シェフ、ご来賓の皆さま、
本日は本当にありがとうございました。